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第4回:子供の考え[おやつの買い方]

−子供の考え[おやつの買い方]−

 東海道線の安土へ行く車中の事でした。高槻から大勢の小学生高学年の児童が乗ってきました。そして私の隣に向かい合せに3人の男の子が座りました。少しの間はおとなしくしていましたが、一人の子供が話し始めました。

「おいお前、おやつ持ってきたか。」

「勿論」

「見せろよ。」

 中でも体格の良い子がわたしの隣に座った子のリックサックを引っ張りました。中からチョコレート・キャラメル・ピース・ビスケットなどと色々出てきました。するとその男の子は言いました。

「これ全部で2百円か。」

「そうや。」

 先生の指示は2百円らしいのです。次の子のリックの物も出してみていました。

「今度はお前のを見せろ。」

「いいよ、いいよ。」

 大きい子は自分のリックを抱えて体を丸くしました。然し2人の力に負けてリックを取られてしまいました。

2人の子どもたちは嬉しそうにそのリックを開けてのぞきました。 そして期待はずれな声でいいました。

「なーんだ、飴ばっかりか。つまんない。」

もう一人の子が聞いたのです。

「2百円分全部飴を買ったの。」

「そうや、なあ、山田この飴3つとピースと取り替えよう。それから宮本のキャラメルと、飴5つと交換しょう。」

 私はなるほどとおもいました。この男の子は飴をお金として考えているのですね。おやつは2百円と決まっています。あれやこれと買うのは普通の考え方でしょう。飴ばかり買ってきて取引を考えた子供が何か新鮮に見えたのです。一つの問題に対していろいろの考え方があっていいことです。子供の発想を認め育てたいと思いました。




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